年が明けて5ヵ月も経ってしまいました。
今回は十二支です。
十二支とは、
「子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、
未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)」
といった動物の象徴とされていますが、
実際には、植物の成長過程を時系列ごとに表した象徴であり、方位や時間という概念を表す記号でもあります。
例えばよく聞く、「丑三つ時」とは、
丑の刻:午前1時から3時の二時間、
一つの刻:30分刻みで四等分しいるので、
「丑三つ」というのは、午前2:00~2:30を指しています。
また、「巳」という漢字は、胎児や種子を意味する象形から成り立ち、
成長しきって次の新たな生命を生み出す準備が整ったことを意味しています。
へびのように、冬眠生活を終えて地表に這い出す形でもあり、
従来の因習的生活に終わりを告げるという意味も込められています。
十二支も五行の「木・火・土・金・水」と陰陽に配当されます。
木→寅(陽・木の兄)、卯(陰・木の弟)
火→午(陽・火の兄)、巳(陰・火の弟)
土→辰・戌(陽・土の兄)、丑・未(陰・土の弟)
金→申(陽・金の兄)、酉(陰・金の弟)
水→子(陽・水の兄)、亥(陰・水の弟)
「巳」は火の性質を持っているということになります。
干に当たる、「乙」は木の性質、「乙」【木】と「巳」【火】が合わさる年が、今年2025年です。
参考
「干支の活学」安岡正篤
「東洋医学講座」小林三剛