昨年12月30日に仕事納め、
その翌日、また一つ齢を重ね、
気づけばそのまま新年を迎えていました。
もう毎年のことですが。
年末と年始、そして節目が、
途切れずに一本の線でつながっているような感覚。
家族旅行の沖縄で目に入ったガジュマルの木。
一本の幹から、
無数の気根(きこん)を垂らし、
それらが地面に根づき、
また新しい幹のようになって広がっていく。
一か所に踏ん張るのではなく、
周囲にゆっくりと根を張り巡らせながら、
株全体として大きく生長していく。
「ああ、今年はこんな在り方、いいな」と、
自然と腑に落ちました。
今年もネパールへ行きます。
チベット医学を学ぶ学生さんたちに、
日本の鍼灸について講義をする予定です。
昨年の経験を土台にしながら、
今年はもう少し深く、
触れること、感じ取ることの大切さを
丁寧に伝えていけたらと思っています。
治療処としては、
新しいメニューも導入していきます。
これまで積み重ねてきたものを幹にして、
そこから少しずつ、気根のように広げていく。
試し、確かめ、
本当に必要なものだけを残していく一年にします。
そして、今年は意識して
やりすぎないことも大切にしたい。
気持ちが強いと、つい踏み込みすがち。
一歩、二歩手前で終わる、
その余白を、余白の質を大事に。
広げすぎず、でも確実に根を張る。
ガジュマルのように、
ゆっくり、静かに、
気づけば広がっている。
そんな一年にしていきたいと思います。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。