是梵(ぜぼん)治療処

コラム
COLUMN

トークセンとは

トークセン療法は、チェンマイを中心とする現在の北タイ(ランナー地方) に発症し、800年の歴史を持つ伝統の民間療法です。木槌と杭を用いて作り出す振動 (彼) により、深部の神経を刺激して、フレッシュな血液を呼び込み、低血流低酸素な部分を本来に戻していきます。
トークセンが生み出す音は空間浄化の役割があり、加持祈祷的な側面を持つと、古来より信じられています。
タイ国チェンマイにてダオトークセンを学んできました。

 

トークセンで治療が可能な病気の主な原因

筋肉疲労(ロークプワットムワイグラームヌア)
筋肉疲労を起こしている場合はだいたい、腕、脚、肩、首、背中、腰の筋肉に凝りや痛みがある。重い物を持ち上げたり、長時間同じ姿勢のまま座る、立つ、寝るなど、また無理な姿勢をとることで筋肉のバランスが崩れ、腰痛、背部痛、首肩のこり、腕・足の疲れ、頭痛などを引き起こす。

関節痛 (ロークプワットコー) :慢性と急性の2種類
徐々に表れる関節の痛みは、長時間、同じ姿勢のまま身動きができない状態で仕事をしている人に多い症状で、特に高齢者や太っている人は、膝の関節が痛くなるケースも多くある。

腰椎椎間板ヘルニア (ロークグラドゥークタップセン)
腰の辺りに継続的な痛みがあり、時には足にも痛みが走る。 また無理な姿勢で体や腰を動かした時に、椎間板が神経を圧迫し、急激な痛みが起こる。この時は、患者に左右屈、前屈、背屈を行ってから施術を行う。最後に同じチェックをする。

腱の病気 (ロークセンエン)、腱炎
腱の周りや筋肉全体が痛くなる病気で、大抵、同じ姿勢で長時間作業をしている時や、体のどこかの器官が長時間圧迫される時、鍵や筋肉がまない状態が続くと起こる。

軽度麻痺 (ロークアンマプルック)
体の一部分に痺れや麻痺の症状を起こす病気で、腕や足を使う動作が困難になり、腕や足を持ちあげる力がなくなる。

全身麻痺、 半身麻痺 (ロークアマパート)
腕や足が麻痺し、体の外部器官の一部が動きにくくなったり完全に動かなくなったりする病気で、この病気は、脳内血管が破裂した脳出血や、血の塊などで血管が塞がる脳梗塞が原因で起こる。

神経痛 (三叉神経痛、坐骨神経痛など)
筋肉の凝りや背骨のズレなどで神経が圧迫されて、その神経に関連した場所に痛みや痺れ、違和感を感じる病気で、知覚神経を含んでいる場合は、皮膚の異常感覚も生じる。

各內臟病
背骨が歪んでいる場合は、その歪みに対応する神経や内臓に機能障害が生じる。 その場合は、 歪んでいる場所の両側の筋肉を良くほぐし、また関連する内臓に対しても施術する。

(以上日本タイマッサージ協会 「トークセンベーシック・アドバンステキスト」より抜粋)