4月16日から5月5日の立夏までの18日間は、
春から夏への変化の時期、
土用の期間です。
暦の上では、夏に向けての準備が始まっているんです。
東洋医学において季節と臓腑は関係しています。
春は、肝と胆が頑張る時期でした。
夏には、心と小腸が頑張る時期になります。
そして、季節の変わり目である土用の時期に頑張るのは、
脾と胃です。
脾と胃について
簡単に言えば、食事からの栄養を消化吸収する働きがあります。
東洋医学的には脾で血が作られています。
この土用の時期に脾と胃がすることは、
春の時期に頑張った肝と胆をねぎらい、
夏に頑張る心と小腸に栄養を与えることです。
ですから、春の時期に肝と胆を酷使したりしていると、
土用の時期には脾と胃にも負担をかけ、
さらには、夏にも影響してくるのです。
この時期は、消化の良い食事をとり、
就寝前の食事や間食を控え、脾や胃に負担をかけないようにすることが大切です。
胃腸障害、食欲不振、便秘、下痢など消化器系に症状が出やすくなるので、
そんな兆候がみられたら早めの処置を。
是梵治療処では、土用の時期には、
普段の施術に土用向けの施術を併せています。